読んでるモノ
(Novel)アークエンジェル・プロトコル
まだ全然序盤*1■警察を首になった元対ハッカー捜査官の女探偵と聞いて、「うひょーＮ◎ＶＡっぽーい」と読み始め■が、その正体はサイバー教皇領*2だったという■これはこれで楽しい■宗教ネットが星を覆い尽くし、光がその中を駆け巡るようになっても、国境がまだ無くならない様な近未来*3■大惨事世界大戦で荒廃した結果、「やっぱ人民を治めるために必要なのは信仰心と国民皆番号制度だよねー☆」となった判りやすい（のか？）ディストピアなニューヨーク■「善良な市民」の大半はなんらか（多くはキリスト教）の宗教宗派に属し、そこからはみ出したモノはネットワークにすらアクセスできない*4二級市民■ヒロインは教皇みずから「淫婦」の烙印と共に破門させられたという輝かしい前歴と共に、強制的に清貧生活をおくらされている（まともな仕事がとれない）■家賃が払えなくなったある日、独りの依頼人が■「実は僕は天使なんですが、僕の依頼を果たしてくれれば、奇跡の力でネットワークに戻してあげれますよ」とのたまった■『元凄腕ハッカーは脳神経を焼き切られてネットワークを追放されてないと！』『ハードボイルド探偵は限界まで家賃滞納してないと嘘だよね！』『個人経営の探偵への依頼だけど、最終的な敵は政府規模』などの基本を押さえた展開に、ケッタイな*5世界観、そして『ヒロインは性的に「自由主義」だけど、根っこの所は少女のように純情*6じゃないとヤだい』『変装名目のコスプレは基本だよね』というファンタジーを詰め込んだSF娯楽作品■だといいなぁ*7■
